我が家の保護猫マオ君ですが、産まれた推定の日から30日以上経ち、ミルク離れも始まり離乳食→ドライフードに移行していかないとなぁとか考えながら膝上でなでなで……
いてぇ!
歯も生えだしたのでバッチバチに噛みに来る!
しかし、ポケモン顔負けのかみつきはおまけ程度で本命は腕にしがみついて後ろ足から繰り出されるひっかくが強力!効果はばつぐんだ!
いや、マジで痛いってもんじゃない、手首と手の甲がボロボロすぎて写真を撮ったが人様に見せるのは控えるレベル。
なるほど、見れば爪がなかなかのトンガリキッズ。
コレは切らねばなるまいと、爪切りをしてくれるペットショップなどを調べる。
近所のペットショップやペット用品取扱店を調べてみるが値段や条件はもちろん、そもそも対応してくれるのかすら載っていない。
小型犬や大型犬などの記載はあるが猫はない。
以前ウサギさんを飼っている時は行きつけの店でお願いできたのだから電話で問い合わせればいいものを、電話が苦手なのでその発想が出ない。
よし、じゃあ爪切り買って切るか。
猫が便秘でおちりに綿棒突っ込む時は全力で日和ったくせにコレである。
とはいえ、本当に自分で切る意味はあるのか?
無謀な挑戦をしようとしているのではないだろうか?
そんな疑問がよぎったので、一度専門家に相談してみた。
今までに何匹もの猫や犬を育て見送ってきた専門家
実績は折り紙付きで猫の爪切りも経験があり、現在では保護猫を立派に育て上げ家で共に過ごしている。
他にも鳥や犬、ウサギなど様々な動物の飼育経験を持ち、子供がお世話すると言って飼ったのにいっこもお世話せず、結局自分でお世話することがメインだったため経験値も多量に積み重ねている。
今回はそんな専門家(要はおかん)のお話を元に、あたかも自分が経験したかのようにメリットデメリットを紹介します。
話を聞いただけでもう熟練の経験者気取りである。
子猫の爪切りはもちろん、そもそも動物の爪切りなんてやったことが無いのに妙にできる気がしたので早速挑戦したら案外できました。
ビビりにビビって割と良い目の爪切りを買った効果なのか才能かはわかりませんが為せば成る。
自分で猫の爪を切るメリットは?
自分でビクビクしながら猫ちゃんの爪を切るよりプロや慣れた人に頼ればいい、そう考える人は少なくありませんし自分もそうでした。
今回爪切りを買って自分で挑戦するに至ったのは上記の理由ですが、この記事を読みに来てくれたという事は、いくつか思い当たる部分があるのではないでしょうか?
ではここで自分で猫の爪を切るメリットをご紹介。
大きくざっくりこの3つ。
爪が伸びてきたなと思ったらその場で切れる手軽さ
自分が引っ掻かれて爪が伸びてきたなと思ったらその場ですぐにチョッキンコできる手軽さ。
これが店にお願いするとなれば
お店に連絡(店によっては必要ない)→猫ちゃん連れて外へ→店で施術→お金を払う→帰路
こんな感じでかなり手間である。
これが自分で行うなら
よし!切るか!→切る→FIN
これで終わり。
カップラーメン顔負けの手軽さである。
爪切りにかかる費用が永年無料
クレジットカードの売り文句みたいだが、実際にかかる費用は爪切り代ぐらいで、後はタダ。
正直これはでかい。
店によって様々だが爪切りの相場は大体300円~500円ぐらい、それを爪切りのたびに払うのはコストが嵩むし、何よりもちょっと伸びたな程度なら爪切りに行かず多少痛いの我慢して伸びるまで待つというパターンが増えることになる。
お金を惜しんで痛いのを我慢する気持ちはわからなくもないが、我が家みたいに小さい子供がいる家庭では怪我に繋がるし、猫自身も顔などに引っかき傷をつけてしまうこともあるので良くないです。
お金だけの問題でもなく怪我などに繋がるので、出来るならば自分で細かなメンテナンスを行う為にも、バスンっと爪切りに挑戦するのも手だと思う。
爪切り代だけならそこまで高くないしお金もかからないので。
猫ちゃんとのコミュニケーションが取れる
かわいい愛猫の爪チェックだけでなく様々な部位を確認できる機会でもある。
常日頃から行うコミュニケーションだけでなく猫ちゃんのメンテナンスと考えれば身体的な異常などにも気を配るいい機会になる。
自分でやってわかる、普段の可愛がりとはまた違った視点で猫ちゃんを見れるのでそういった点でもおススメです。
自分で猫の爪を切るデメリットは?
メリットでは良い感じの内容を紹介しましたがもちろんデメリットもある。
そりゃそうだ、メリットオンリーなら誰も動物病院やペットショップに頼らず自分でやる。
なのでとりあえず挑戦してダメなら頼むのスタンスで良いと思う。
この記事の存在3分の2ぐらい否定してる気もするが百万の最上級爪切り買っても無理な物は無理。
だって相手は猫だもの、猫の前では人間の常識など通用しない。
そして猫の爪を自分で切るデメリットは
こちらもざっくり大きく3つ。
この記事読んでる人はすでに経験済みかもしれないがつまりはそういう事。
みんなここで躓くのだ。
暴れるしどこまで切っていいかもわからないので怖い
これである。
自分もメリットで散々偉そうなことを嘯いたがマジでこれである。
まずは暴れる!
そしてどこまで切っていいかわからない!
暴れるから爪を切る部分に狙いを定められない、いつまでも終わらない爪切り、暴れる猫、引っかかれる腕。
地獄絵図である。
誰も幸せになれない無限ループ。
調べると後ろ脚から切るといいだとか、猫ちゃんがリラックスしている時に切ればいいだとか色々と方法を紹介されたが、いずれにせよ暴れるバーサーカー。
大元のこうすればいいとかではなく、うちの猫がリラックスして大人しく爪を切らせてくれるタイミングを教えてくれ。
大体の初心者(経験者でも)諦める原因はここである。
人類にできることは、いかにお猫様を怒らせずリラックスして爪を切らせていただけるかを考えるだけであるが、そもそもお猫様が嫌がるんだからどうしようもない。
安物すぎると猫ちゃんが暴れて爪切りが永年不可能に?
永年不可能は言い過ぎかもしれないが、安物すぎる爪切りはおススメしない。
安物も度が過ぎると切れ味が悪いし、滑る。
どういうことかというと、切れ味が悪いと切った時にパチンと猫ちゃんに伝わる振動というか衝撃が大きいのでびっくりして嫌がったりする、これが暴れるに繋がって爪切りの難易度を一層跳ね上げる。
さらに滑る。
これも切れ味に絡んでくるが、目的の長さで切ろうとしたときにわずかに目標が狂ってしまう。
猫ちゃんの深爪は本気で嫌がるというか痛いので当たり前だが、今後マジで爪を切らせてもらえなくなる可能性があるので注意が必要だ。
下手したら嫌われる
子供と上手くいい感じにやろうとして結果ウザがられる父親のように、ニャンコにも同じ現象が起きます。
あっ!こいつ僕の嫌なことしてくるやつでし!テンション上げて暴れてやるでし!
こんな感じで抱いた瞬間ボルテージぶち上げてくる。
こうなるともう爪切りどころではない。
引っ掻かれて痛いから爪を切ろうというのに、その行為のためにさらに腕を引き裂かれるという無駄永久機関だが仕方がない、それが猫と生きるという事なのだから。
そんな悟りはともかく、実際に無理矢理なやり方をするとニャンコの警戒度が跳ね上がるので慎重に行く必要がある。
一気に行くとニャンコも嫌がるので何本かに分けて切るなどの方法を採用している知人もいるが、これはなかなか効果的のようだ。
だが我が家はそういったじれったい方法は好まないので一気に行く。
嫌がろうが一気に行く。
こうやって娘にも猫にも嫌われるお父さんが完成するわけだが仕方がない。
ただでさえ怖いし辛い爪切りをチマチマ小出しになんてやってられない。
嫌なことはさっさと終わらせたいのだ。
嫌われることを恐れてはいけない、リアルに怪我に繋がるのだから心を鬼にすべきだ。
最悪娘かママにさえ懐いてくれれば良い、全員嫌われたらご飯食べないとかガチもんのデモをかまされても困るので悪役は一人でいい。
嫌われたくなければできるだけニャンコが嫌がらない方法で爪切りをするのがおススメです。
結局自分で爪切りできた方がいいのか
そりゃできた方がいいに決まってる。
爪切りしてくれる店を探す手間も店までわざわざ猫を連れて行く手間もその為に毎回お金を払う必要もないのだから自分で切るほうが良いに決まってる。
とは言え、暴れられたり嫌がられたりすると
おっしゃ!ほならいっちょやったろかい!カモンニャンコ!
からの
猫の前に人は無力也……
こうなってしまうのでやり方とタイミングは大事である。
ちなみに我が家では少しでもリスクを減らそうと導入したのが
ネットで人気の猫壱先生。
これについての説明は別で掘り下げるとしておススメの理由は
- 切る場所(狙っている部分)が視覚的にわかりやすい
- 切れ味がいいので切った時にパチンッとならず猫の負担が小さい
- 安物じゃないのでこれは良い物感が凄い
この爪切りを掘り下げた記事はこちら↓
百均などの爪切りを使っていて、切るたびに猫が嫌がる、なんせ切りにくいなどでお悩みならば一度お試しください。
普段は百均で十分よ!と豪語するおかんもさすがにニャンコグッズにはお金をかけているようです。
結論から言うと、自分でできるなら自分でやるに越したことはないが、無理なら無理で仕方がないと思うので、とりあえず頼んで、そこで諦めずに何回かに1回は自分で挑戦するのが良いです。
爪切るたびにお金を払ったり、ニャンコ連れての外出が苦にならないならば生涯お任せするのも良いと思いますが、結局自分で切れた方が楽は楽です。
この記事を読んでくれたということは、自分で何とかしたいと思っている方がほとんどだと思うので、頑張って挑戦してください。
コメント